2008年1月アーカイブ

気管支喘息とは、アレルギー反応や細胞・ウイルス感染などが発端となり、気管支の炎症が慢性化することをいい、気道過敏性の亢進や可逆性の気道の狭窄を起こして、発作的な喘鳴や激しい咳などの発作を起こして、呼吸が苦しくなることをいいます。気管支喘息の原因は、アレルギー反応や細菌・ウイルスへの感染が炎症の原因であり、アトピー性の炎症が気管支に起こった場合、アトピー性気管支喘息といいます。気管支喘息は、幼児期に発症することが多いアトピー性気管支喘息と、40歳以上の成人発症に多く見られる非アトピー性の2種類に分類されます。アトピー性気管支喘息の場合、アトピーを発症する原因により気管支の平滑筋に炎症が起こったり、気道粘膜の浮腫や、気道分泌液の亢進などが発作として激しく起こります。そのため、アトピー性気管支喘息の発作を起こすと、呼吸困難や過呼吸・酸欠・体力の消耗を招くととなります。結果として、死に至ることもあります。アトピー性気管支喘息は、原因が「アトピー」であることがわかっていますので、アトピーの原因を解消できれば、解消することができるようになります。しかし、「アトピー」自体の原因が確定できてない現在は、完全に解消ができないことは、仕方がないでしょう。

アトピー 対策

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アトピーの原因としては、最近まではアレルギーが主因であると言われていましたが、現在はアレルギーのみではなく環境要因も大きいものであることがわかってきています。アトピー性皮膚炎の対策としては、現在まで対症療法としての「ステロイド剤」「プロトピック軟膏」の使用が中心でした。ステロイド剤は、免疫反応を抑制し症状を和らげる効果が高い薬剤といわれています。しかし、ステロイド剤などは、あくまで対症療法であり、アトピーの原因を取り除くものではないため、ステロイドやプロトピックの使用をやめると、アトピーのリバウンドが起こるとも言われています。また、アトピーの対策としては、洗濯用も含め洗剤の変更や水道水の使用の停止(浄水器の使用や購入水の使用)、温泉療法など各種の対策があります。しかしアトピーは、全てが同じ原因であるとは言えず、それぞれにおいての対策も必要となります。各種の民間療法や薬対策もありますが、それぞれが自分のアトピーに効くか否かはわからないのが現状です。主に環境要因として言われている、ダニやハウスダスト、水道水中の塩素などへの対策を試して、症状の観察を続けてそれから薬などの対策を行うべきでしょう。アトピーは、現在原因がわかりません。やたらの情報によっての対策でかえって症状を悪化させないよう注意しましょう。

アトピーとアレルギーは、密接な関係があります。本来、人間の体を守るために免疫があります。有害な物質(細菌・ウイルスなど)が体に進入した場合、有害な物質に対して抗体を作り、排除することになります。これが免疫反応ですが、有害ではない物質にも過剰に反応してしまうのが「アトピー性アレルギー」となります。過剰な反応により、防御反応が起こるため発疹や炎症という結果となります。アトピーの場合は、この過剰な免疫反応が、皮膚炎や気管支喘息という形で発症するものです。アトピーのアレルギー反応が徐々に修まってくることが多いため、幼児期に発症したアトピーが成長に伴って、治ってくることが多いわけです。ただし、現在では、成人後に発症するアトピーや、アトピーの再発なども増えてきており、アレルギーの発症原因が増えてきているかもしれません。特に、途上国にはアトピーが少ないのに先進国では多いという結果は明らかなので、消毒・添加剤などの環境要因もアレルギー発症の原因と考えられます。アトピーが「ハワイでの長期滞在で治ってしまった」などという例もあります。アトピーの原因はまだ確定されてはいませんが、アレルギー性の反応であることは、確定されています。アトピーとアレルギーの環境要因には、まだまだ解明が必要でしょう。

アトピー 眼

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アトピーの症状としては、多くはアトピー性皮膚炎を発症しますが、あまり聞かない症例として、白内障や網膜剥離・高眼圧があります。アトピー発症の際にアレルギー性結膜炎を生じやすく、眼が痒いため眼を掻いたり押さえたりなど動作の結果網膜剥離を起こしたりすることがあります。また、子供のときからアトピーの場合、10~20代で白内障を起こす場合があります。これは、痒みのため眼をこすったりの物理的な刺激が原因ではないかといわれています。また、アトピー性の網膜剥離も同様の物理刺激および顔面も痒みのため、顔ををたたいたりの衝撃も原因とされます。また、ステロイドは、アトピーの対症に非常に効果がありますが、長期間使用すると、眼圧が高くなることがあります。特にアトピー用ステロイドの点眼薬を長期使用すると、その傾向が強くなります。アトピー性疾患による、眼の障害は、低年齢化・重症化しています。診察の高度化により、発見が多くなったのかもしれませんが、学童期や学生の場合が多いので学業や生活に支障をきたすことも考えられますので、アトピーの子供の場合、眼科の受診・眼科精密検診をしておくべきでしょう。眼は大切ですので重症化する前にぜひの受診・手当てをしておきましょう。

アトピー 季節

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アトピーと季節の関係は、かなりはっきりしています。特にアトピー性皮膚炎が症状の主体であるため、汗を掻く夏と乾燥する冬がアトピーの症状が激しくなるようす。アトピーには、特に汗を掻き、ダニなどの発生が起こりやすい、清潔な肌を保ちづらい、また強い紫外線を受けやすい夏が四季の中では、最も悪いようです。また、春は花粉が非常に多いこと、職場や昇級などでの環境変化によるストレスなどもありますし、最近では中国から来る黄砂もアトピーの原因だとする意見も最近出てきていますし、環境としてはよくなく、気管支喘息も出やすい季節です。いようです。アトピー患者として最も過ごしやすいのは、秋ではないでしょうか。秋は、空気もきれいなことが多く湿気も適度ですし、多くの花粉が無い散る季節でもありません。秋は気候もちょうどよいのではないでしょうか。冬は、非常に乾燥しますので、アトピーの乾燥性肌にとってはより厳しくなりますし、アトピー性気管支喘息も発症しやすい季節です。四季の中では、アトピーは秋が一番でしょう。季節とアトピーの関係は、かなりはっきりとあります。従って、アトピーの症状であれば、季節に従って対策をしましょう。特に夏は気管支喘息は発症はしにくいのですが、皮膚に対してはダメージがあります。対策しましょう。

子供のアトピー

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子供のアトピーについては、幼少期と学童期の2つにわけられます。幼少期の場合は、主に食物アレルギーが主因でありかつ皮膚が十分に発達していないため、軽い痒みでも皮膚を掻き破ったりして重症のように見えることもあります。食物アレルギーは、年齢と共に消えることも多く、それに伴いアトピーも軽くなることが多いようです。また年齢が上がるに従って、皮膚も強くなってきますので自然に治ってくるようです。しかし学童期になると、ダニやハウスダストなどのアレルギーが増えてきて、アトピーの発生が見られることもあるようです。アトピーは、幼少期から学童期に至る際に発症は多いのですがかなりの確立で直ることが」多いようです。ただし、ダニやハウスダストのような環境要因でアレルギーが陽性になるようであれば、大人のアトピーに近くなり、難治性にもなりかねませんから、対策を行うことが必要です。子供のアトピーでの幼児性の場合は、母親の妊娠時期の食事も影響すると言われていますが、確たる実証は無い状況のようです。ともあれアトピーの体質は、継承しやすいようなので注意は必要ですが、過剰な対策は控えるべきでしょう。逆に、妊娠期にストレスを減ずるほうがより効果が高いでしょう。

大人のアトピー

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大人のアトピーは、子供と異なり環境要因のほうが大きいといわれています。もちろん食物アレルギーが残る場合もありますが、環境要因の影響が多いようです。アトピーの環境要因としては、ダニ・ハウスダスト・花粉・ペットの体毛・ホルムアルデヒドなどがあります。子供のころにアトピーを発症して、大きくなって治りまたアトピーを再発で発症した場合、難治性になりやすいと言われています。アトピーの湿疹は、一般に紅班と呼ばれる赤い盛り上がったものが多く。顔面、首、手足の間接部分に多く発症します。また、苔癬化といって皮膚が厚くなる感じになることもあります。これに加えて大人のアトピーの場合、痒疹という赤く丸く盛り上がった湿疹ができる場合があり、これはステロイドや内服薬でもなかなか治らないようです。また大人のアトピーの場合は苔癬化することが多いため、これも難治性であるようです。大人のアトピーが治りにくいのは、主に原因が環境要因であるため原因除去が難しいことからも難治性であるといえるでしょう。特に皮膚のバリア機能がその人として完成しているため、なかなか治り難くなっているようです。まずは、難しいのですが原因除去または減少にトライをして、アトピーの改善に取り組みましょう。

赤ちゃんのアトピーは、主に原因として食物アレルギーであると言われています。特に赤ちゃんの場合は、食物に対する過敏症から発症する場合も多く、年齢が上がるに従って治っていくことが多いようです。また赤ちゃんは皮膚のバリア機能ができておらず、外部からの刺激には弱いので、他の湿疹をアトピーと間違うこともあります。また、赤ちゃんのアトピーの場合、赤ちゃんは痒みなど我慢できませんので掻いてしまい、感染症を発症してしまう場合もありますので、注意はかなり大変ですし、かわいそうなので大変です。赤ちゃんのアトピーの場合は、痒いのを我慢させることはできませんから、自宅で痒がる場合は痒い部分を冷やしてやるとか、乾燥する冬の場合、保湿剤で保湿してあげるなどの対策が有効でしょう。また赤ちゃんのアトピーを見せるのは、小児科がいいのか皮膚科がいいのか迷うのですが、根本的にはコミュニケーションがよく取れる小児科を選ぶほうがよいのではないでしょうか。また、皮膚のバリア機能ができていない赤ちゃんの場合、化学繊維等を使わずに刺激の少ない柔らかい自然素材の肌着の種類を選んであげてください。アトピーでなくても敏感な赤ちゃんの肌です。大切にしてあげましょう。

アトピー性皮膚炎は、乾燥肌の症状となります。アトピー性皮膚炎が乾燥肌となるのは、アトピーが皮膚のバリア機能の低下という性質があるために、皮膚が乾燥肌の症状を示すといわれてます。皮膚のバリア機能は、表皮のセラミド(皮脂成分)と汗や水分が天然に混ざり合い、天然の最高の皮脂バリア成分ができます。アトピーではセラミドが減少し、天然の皮脂層ができなくなることで、かさかさの肌状態となっていきます。乾燥肌も原因は違いますが、同様の作用により、かさかさの状態になってきます。アトピーと乾燥肌は同じような症状を示しますが、大きな差としてはアトピーの痒みがありますし、特に刺激が強いとアトピーの場合は、痒みがひどくなります。従って、アトピーの場合、通常の乾燥肌様化粧品や保湿剤ではかえって症状を悪化させることもあり得ますので注意が必要です。現在では、アトピーの原因として水などの環境の因子が言われていますので、アトピーや乾燥肌用の硬水を軟水に変化させる方法や、米ぬかからの化粧品など各種の乾燥肌対策がいわれています。アトピーでの乾燥肌は、アレルギーの原因が特定できていれば、原因を除いた形での乾燥肌対策はとれるでしょう。症状が同じだからといって、同じ対策は厳禁です。原因を確認して対策しましょう。

アトピー 原因

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アトピーの原因については、いろいろな意見がありますが、アレルギー性要因として、食物アレルギーやダニ、花粉、水など、非アレルギー性要因として、遺伝や環境などが主因とされています。アトピーを起こす食物アレルギーの原因物質としては、卵(特に白身)、牛乳、乳製品、大豆、小麦、米などがあげられます。またアトピーでは、ダニやハウスダスト、ホルムアルデヒド、花粉、水道水中の塩素などもアレルギーの原因物質として候補に挙がっています。非アレルギー性の原因としては、遺伝や環境などがあげられており、こちらは未だ不明な点が多いようです。また、仮説ではありますが発展途上国はアトピーが少なく、先進国にアトピーが多いことから衛生仮説も唱えられています。アトピーの衛生仮説とは、乳児期から衛生環境が非常に良くなったために、細菌などの感染に免疫が無く過剰に反応してしまうということです。このアトピーの衛生仮説は何となくはわかるのですが、感染症には生命に危険があるものもあり、なかなか確認もできないという状況でしょう。食物性アレルギーが主因の場合は、かなりの場合成長に従ってアトピーが治癒してきますが、環境要因で起こると言われる特に「大人のアトピー」は、対策が難しいようです。特に細菌では水道水の塩素が原因ともいわれており、アトピーの発症者により原因が同じではないことも、原因を特定するのは難しい状況になっているようです。

アトピーの治療薬としては、現在は特効薬としてステロイド剤が使われています。アトピー性皮膚炎などの乾燥肌や痒みには抜群の効果を示します。ステロイドは体内にあるホルモンで、外用薬として使用すると炎症を抑える効果があるためアトピーに使われます。炎症を抑えることで痒みも抑えることができるため使われています。ステロイド剤は症状に応じて強さを変える必要があり、100人の患者がいれば100通りの処方ができるといわれています。また、アトピーに強いステロイド剤を長期間使用すると、副作用が出てきます。アトピーへのステロイド剤の使用による副作用としては、・皮膚が薄くなる、・皮膚下の血管が太くなり皮膚が赤くなる、・産毛が濃くなる、・ニキビや毛の回りが痛くなる、・湿疹がじくじくしたり痛くなったりする、等の副作用が現れます。ステロイド剤はあくまで対処療法薬ですから、医者と充分な相談の上使用するのがよいでしょう。また、リバウンドが起こるとも言われており、ステロイド剤の使用をやめると強い症状が、ぶり返すともいわれます。アトピーのステロイド剤でのリバウンドは有りえないともいわれますが、はっきりとはわかっていません。ステロイド剤を使用する場合は、医師との充分な相談と指示に従うべきです。

アトピーの対症療法としてのステロイド剤の使用は、時にリバウンドを起こすことがあります。アトピーのステロイド剤によるリバウンドとは、ステロイド剤を使用していて急に使用をやめた場合などに起こってきます。特に強い薬を長期間使っていて、突然やめた場合には激しく起こることが多いようです。アトピーのステロイド剤の使用は、あくまで炎症を抑える作用ですから、そのリバウンドは今までの症状がより広範囲に出てくることとなります。代表的なリバウンドの例としては、・激しい熱感に襲われ真っ赤に晴れ上がりじゅくじゅくとリンパ液が出てくる、・リンパ液が出た後ばりばりに乾きひび割れを生じて痛みを伴うという症状が1~数ヶ月続くという状況になります。これらの症状は、日常生活にも支障を来す場合が多く、非常につらいものとなります。アトピーの症状緩和にステロイド剤を使用した場合は、医師と充分に相談をして使用・中止をするべきです。またアトピーでのステロイド剤リバウンドを少しでも抑えるためには、ステロイド剤の使用に注意することが必要です。もちろん医師との相談の上ですが、・ステロイド剤の使用量を間隔を空ける、症状のひどい部分のみとする、・夜1回塗るだけにする等の手法です。また、アトピーの症状を抑えることができれば、自然にステロイド剤の使用が少なくなってきますので、アトピーの原因を確定して体質改善を図ることも重要です。ステロイド剤は、アトピーの症状を抑える特効薬ですが充分に考えて使いましょう。

アトピーの治療に関して、最近は漢方薬による治療が注目されています。漢方の考えでは、人間の体は、「遺伝」「体質」「体調」に分けて考えており、アトピーにこれを当てはめると、アトピーの人はアレルギーの「遺伝」「体質」を持っており、「体調の乱れ」でアトピーの症状が起こってくるとされています。アトピーに対する漢方の対応は、アトピーの症状がどのような体調の乱れから起こるのかを見極め、「体質」のアトピーへの漢方の治療を行うということになります。漢方では、アトピーの症状を、「風邪」「熱邪」「湿邪」「陰虚」の4つに分類して、それぞれの症状の組み合わせと発生部位などから漢方による治療法を決めていきます。それぞれの症状の組み合わせで、「黄連解毒湯」「竜胆瀉肝湯」「消風散」「十味敗毒湯・黄連解毒湯」「治頭瘡一方」「白虎湯」「温清飲・石膏・牡丹皮」「胃苓湯」などから、適切な漢方薬を適用することになるようです。もちろんその診断などには、よく相談できる漢方医を選ぶことも必要です。漢方の場合のアトピーの治療は、ほとんどが内服薬であり、「炎症を抑える」というような対症療法ではないことも特徴となります。漢方でのアトピーの治療は、やはり信頼の置ける漢方医との充分な相談が必要です。

アトピーの治療は、対症療法と根本治療とに分かれます。アトピーの対症療法は、最も多いアトピー性皮膚炎などでの炎症防止として、ステロイド剤やプロトピック剤の適用が主体です。アトピー治療では、ステロイド剤やプロトピック剤を炎症や痒みの抑制にに使用します。また、対処療法として炎症部分を冷やすなどの方法もありますが、あくまで炎症を抑えストレス減少や、睡眠確保などにより体の治癒力を高めたりすることが目的となります。アトピーの根本治療としては、アレルギー性疾患のため根治は難しいのですが幼児や子供の際の食物アレルギーなどであれば、成長とともに直りますし、体質改善により治ることもあります。成長しても自然治癒しないアトピーには、漢方薬治療などのトライが必要かもしれません。また、アトピーには衛生仮説という原因意見があり、アトピーが発展途上国に少なく、先進国に多い」という現状から幼児の時からどろんこで遊ばせる等の治療法もあるようです。アトピーの衛生仮説の治療法は、どろんこになることにより軽い感染症などに多くかかり、かつ腸内細菌を活性化させるということで抗原を過剰に作らせることを防ぐことにあります。ただ、今の少子化の状況では、母親はためらうかもしれません。

アトピーの治療法に、ナチュラル療法という治療法があります。アトピーのナチュラル療法なるものは、まず食事の改善・マコモ風呂という汚い?風呂にはいること・ストレスの減少などを行う療法です。このアトピーのナチュラル療法は、原理的に食事改善とストレス減少を基本として、それにアトピーの衛生仮説を取り入れた療法となります。まず、アトピーの食事療法は、高カロリー・添加物有りの欧米型から、低カロリーでバランスのとれた食事へ変更、ストレスにはものの見方を変えるサイモントン療法による認知行動療法を行ってストレスからの脱却を図ります。また、アトピーの漢方薬などで対処も行います。アトピーのナチュラル療法で最も興味深いのは、マコモ風呂でしょう。このマコモ風呂は、見た目は非常に汚く入りたくない状態なのですが、環境バランスが自然に考慮されていて、患者の体に自然の免疫機能を教え込むという衛生仮説を基本とした治療法です。また、対症療法としての漢方薬軟膏なども用意されているようです。そういえば、昭和30年ころは、トビヒなどの感染症は多くありましたが、アレルギーはあまり聞いたことはありません。一部のアトピーで衛生仮説は当たっているのかもしれません。

アトピー 症状

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TITLE: アトピーの症状は、基本的にはアトピー性皮膚炎が主体となります。アトピー性皮膚炎の場合、即時性のアレルギー疾患と遅延性のアレルギー疾患に分かれます。また、気管支喘息やかぶれ・感染症などの皮膚疾患、白内障や網膜剥離などの眼科疾患、皮膚疾患からの感染症などの合併症を起こすこともあります。主なアトピーの症状は、皮膚疾患として起こり、まず頭部から顔面、体幹、手足というように下肢方向に進んでいきます。アトピーの皮膚疾患の特徴は、発症時は、乾燥肌のようなかさかさした皮膚状態と赤い発疹、激しい痒みが伴い、下手をすると夜も寝ることができないという状況になるようです。これらの生活に支障を来すような症状が、アトピーの症状の基本となります。また、大人のアトピーといわれる遅延性のアトピーの発症は、痒みまでは同様ですが丸く盛り上がる発疹になったり、皮膚が厚くなったりしていきます。他の合併症は、その名の通りの症状ですが、原因がアトピーによるため、痒みや搔破による感染症等とともに強い痒みを伴います。アトピーの症状は、子供にとっても大人にとってもつらいものがあります。できならばアトピーは、対症療法ではなく原因から治していきたいものです。

アトピー 予防

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アトピーの予防は、妊娠期間及び生まれた後、成長期、大人になってからに分けられます。まず、一般的にいわれているのはアトピーは「遺伝する」ともいわれていますので、妊娠期間中の妊婦の食事に気をつけることがあります。まず、アトピーの原因となる食物アレルギーの原因物質といわれる、牛乳・卵・乳製品・大豆・小麦・米等の摂取を控えるというもので特に母親がアトピーの経験がある場合、その原因食物を摂らないようにすることで子供のアレルギーの発症を予防しようというものです。しかし、アトピーのアレルギー発症物質には子供に必須な栄養素を持つものが多く、なかなか難しいようです。また、アトピーが発症していてもしていなくても、アレルギー原因物質である細菌などにワザとさらし、本来の免疫抵抗性を本来の対象に向けさせるという予防方法があります。これは、どろんこ遊びなどで体を自然の中におき、本来の免疫を発揮させるというものです。また、大人のアトピーに関しては、原因物質が環境に存在していることが多いため、原因物質を取り除くという方法になります。アトピーの環境に関連する原因物質は、ダニ・塩素・ホルムアルデヒド・ハウスダストなどがあげられています。特に水道水中の塩素濃度は、年々上昇の傾向にありアトピー発症にかなりの影響を及ぼしているようです。Web上でも、「2週間ほどハワイに行ったらアトピーが治ってしまった」等の報告もあります。アトピーは、人それぞれに原因がありますので、「予防はこれだ」と一概に言えませんが状況を把握することにより、予防は可能です。

アトピーの場合のお化粧は、なかなか難しいものがあります。アトピー症と乾燥肌・敏感肌の症状が非常に似通っているため、アトピー(特に大人になってのアトピー)であることに気づかずに、乾燥肌・敏感肌対応のお化粧をしてしまう可能性があるためです。特にアトピー皮膚疾患は、アレルギー原因物質との接触により発症しますので、アトピーと気づかずにお化粧をした場合、突然アトピーの症状がひどくなる場合があるためです。お化粧は、肌を整えて美しく見せるためのものなのに逆にアトピーが出てしまっては本末転倒になります。アトピーの場合のお化粧は、刺激が弱いものでアレルギー原因物質が入っていないもの、特に合成物質等が入っていない天然成分主体のものを選ぶべきです。また、アトピーを持つ方の場合は、アレルギーなどの原因物質が含まれていないことを確認するべきです。アトピーの対症療法として、ステロイドなどを使っていた場合リバウンドでの対処もありますので、お化粧には気を遣う必要があるでしょう。特に成人の女性の場合、お化粧は必須の仕草ですからお化粧によって、アトピーが発症するなどしては大変亜ことになります。アトピーのお化粧では、乾燥肌の傾向もあるため、原因物質が入っていないもので保湿効果が高いものを選ぶべきでしょう。

アトピーのスキンケアは、自分のアトピーの症状などをよく考えて行います。アトピー性皮膚炎の主な症状は、合併症を起こす前の単独症状では、炎症・乾燥肌・発疹・痒みなどが中心になります。アトピーの特効薬ともいわれるステロイド剤やプロトピック剤は、炎症抑止効果により炎症・かゆみを抑えることで発疹も抑えることになります。しかし、ステロイド剤などには保湿効果があるものは少なく、保湿効果がある化粧品などによりスキンケアを行うことが必要でしょう。特にアトピーの症状では、皮脂脂質である「セラミド」の成分が少なくなっていますので、保湿効果があるスキンケアは必須となります。本来、皮脂脂質と汗などが混じったものが、スキンケアに最高のバリア機能を持つものとなりますが、アトピーの場合は皮脂脂質の「セラミド」が減少してきますので、スキンケアに最高なバリヤが少なくなりますので補充が必要です。アトピーは、皮膚の発疹・炎症が中心ですから保湿を行うことと、痒みがひどい場合は冷やすなどの方法もかなり有効です。治療とともにスキンケアを適切に行うことが大切です。アトピーのスキンケアは、保湿に気をつけてなおかつアトピーの原因物質に注意をしてスキンケアを行いましょう。

アトピー 食事

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アトピーの方の食事は、アトピーの原因にもよりますが注意が必要です。アトピーは、アレルギー症ですから摂る食物にアレルギーの原因物質がある場合、アトピーが発言することになります。アトピーの食物アレルギーからの発症は、原則として乳児から幼少期が多いため、成長してからは食事の影響は少ないようですが、それでも皆無とは言えません。また、偏食などの食物の偏りや高カロリー、高添加物の食物の過剰摂取によりアトピーがひどくなることも考えられます。アトピーの発症は、腸内細菌ビフィズス菌の減少により起こるとも言われており、乳製品等のビフィズス菌摂取がアトピーに効果があるともいわれています。アトピーの方の食事は、アレルギー原因物質(アレルゲン)を避けてバランスのとれた自然食中心の食事を心がけることがよいようです。乳児期から幼児期の食品アレルギーによるアトピーは、成長に従って食物摂取への慣れから過剰な免疫反応が無くなってくるため、解消されていきます。また、その他のアレルゲンによるアトピーも普通は、小学校くらいで落ち着いて解消することが多いようです。これらを含めて考えると先進国になって、衛生が高度に保たれるために免疫反応が過剰に起こるという、アトピーの衛生仮説が、説得力を持ってくるようです。結局の所、アトピーの食事についてバランスのとれた食事が一番という結論になります。

アトピーの原因として、食物やダニ、ハウスダスト、ホルムアルデヒドなどが挙げられていますが、最近は水道水も原因の一つに挙げられています。水道水の殺菌に使う塩素濃度が上がるに従って、アトピーの発症が多くなってきている現象があるためです。水道水だけではなく源水が硬水の場合も肌にはあまり良くないこともいわれています。特に水道水の残留塩素の場合は、アトピーの方が、「ハワイに2週間程度遊びに行ったらアトピーの症状が消えた」等の例も結構あるようです。現在、日本国内では河川の水質はかなり良くなってきていますが、それでも殺菌の塩素濃度は高くなる傾向にあります。アトピーの発症が大都市圏に多く、田舎には少ないという相関がとれているのも事実です。アトピーの方の水の使用に関しては、軟水や自然水などの使用が良いようです。また「超自然水」等の商品もあり、実際の所もう水も安心ではなくなってきているのかな、と不安になってきます。アトピーの方の水に関しては、浄水器や軟水の使用、ミネラルウォーターの使用などで、アトピーが解消されるまで対応するということが良いと思われます。水道水に関しては、塩素を除去できる浄水器の使用が最も経済的かも知れません。

アトピー 温泉

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アトピーの温泉療法もかなりの効果があるようです。Webの中では「有馬温泉での治療に効果がある」との情報もありますが、温泉の泉質によっての効果は確認できていません。また、他のサイトでも温泉につかってかなり良くなったとの例もかなりの数があります。温泉によるアトピーの改善については、温泉による血行の促進と皮膚の新陳代謝が良くなること、皮膚に対する保湿効果もあることなどが挙げられます。アトピーの温泉治療には、最低1日に2回30~60分程度少しぬるめの温泉につかるというのが効果があるようです。特に大人の難治性のアトピーに効果が高いことがいわれており、温泉治療が終わってからの効果も持続していることも報告されています。温泉治療がアトピーに効くのは、温泉だと1日に2回以上入ることができて、また自然環境でゆっくりできることや食事があっさりとしたものになるということも充分に考えらます。肌の新陳代謝を促し、保湿効果も期待できリラックスできるというのも温泉の効果ではないでしょうか。温泉でのアトピー治療、特に大人の難治性アトピーへの効果は充分期待できるでしょう。心身のリラックスと治療が一緒にできれば最高でしょう。

ヨード浴という、入浴剤があります。ヨードというと、科学的にはヨウ素のことです。ヨード浴とは、お風呂の中にヨード浴剤を入れて風呂をわかすという入浴方法で、浴槽中の塩素の中和・ヨードによる殺菌効果・殺菌効果によるぬめり取りなどの効果があります。これらの効果により、アトピーにとっても、良い入浴法の一つとして使われています。ヨード浴自体は、アトピーに効果があるとはいっていませんが、ヨードを入れることによってアトピーの原因物質の一つとしての塩素の中和による除去があること、柔らかな殺菌効果で皮膚表面を清潔にできること、塩素中和により入浴時のピリピリ感が無くなりゆっくりと入れるために新陳代謝が良くなる等の効果があります。ヨード浴によるアトピーの皮膚状態の改善も決して侮れない効果でしょう。アトピーは、全体として統一した原因が特定できない病気ですから、それぞれの個人の状況に応じたアトピーの対策として、ヨード浴も選択肢の一つに充分含まれるでしょう。アトピーで苦しまれている方は、いろいろと試されているかと思いますが、まずは徐々にできるところからの対策です。情報を集めて、できるだけ対症療法ではなく対す使い然を目標に、少しずつ試していきましょう。

アトピーは、食物や環境などに対するアレルギー反応が原因の主体です。アトピーの症状として、アレルゲンに対する過剰反応が主体であるといわれており、最近は腸内細菌が減少しているともいわれています。腸内細菌は、善玉菌と悪玉菌がバランスよく存在することが求められています。従って、悪玉菌が増加して善玉菌の減少もアトピーの遠因ではないかとも言われています。アトピーに限らず、腸内細菌のバランスは健康にとって重要であり、特に乳酸菌の存在と数が重要になっています。乳酸菌は、体質改善に効果があります。特に内部からの体質改善は顕著な効果ではありませんが、持続してよりよくなっていく徐々に上がる効果のため、効果の相乗効果により加速度的な改善が期待できるでしょう。腸内細菌の中で乳酸菌は、特に最近重要視されており、中でもビフィズス菌のL92は体質改善に特段の効果を持つ者のようです。アトピーの食物アレルギーの場合は、特に乳酸菌摂取の効果が高く、食物へのアレルギー過剰反応が抑えられるため、ビフィズス菌の効果は認められています。また、ビフィズス菌の体質改善効果により大人の難治性アトピーにも効果が期待できるようです。ビフィズス菌の摂取の効果は、大人子供で全く変わりません。体質改善によるアトピーの対策試してみましょう。

アトピーの温泉治療については、温泉の泉種で「これがいい」というものはないようです。アトピーの場合、乾燥肌で敏感肌という状態を考えればよいので、刺激が強い温泉種は避けるべきでしょう。アトピーの温泉治療の効果は、「温泉にはいる」という行為のため、1日に数回以上入ることができることにより、肌の新陳代謝が促進されること・温泉効果により肌の保湿状態が保たれることが挙げられます。アトピーの温泉李量では、アトピーの原因に対応するものではないため、アトピーの種類による効果の差があまりないということも特徴になります。アトピーや他の皮膚疾患にも温泉の効果があることからわかるように、肌に対する治療効果ということがわかります。特に、アトピーで効果があるとされるのは難治性の大人のアトピーに効果があります。アトピーの温泉治療は常にできるわけではないので、併行して体質改善や環境改善なども行っていけば、より温泉治療効果もより大きな効果が期待できるでしょう。温泉の効果は、アトピーに限らずいろいろとあります。また温泉は、心身のリラックスにも大きな効果をもたらします。このリラックス効果もアトピーに限らず体に良い効果をもたらすでしょう。

アトピーは、原因不明で完全治癒不可能な病気とされてきました。アトピーの原因は、現在ではかなり解明されており、免疫の過剰反応によるアレルギー反応ということになっています。しかしアトピーのアレルゲンが特定できないため、原因不明とされてきました。現在までは、主要な症状である皮膚の炎症を抑えるために、ステロイド剤やプロトピック剤が使用されてきました。しかし、ステロイドなどの対症療法はアトピーの根本治療薬ではないことと、副作用のためにリバウンド反応が問題となります。アトピーを自分で治す方法が患者の間ではいろいろと試されてきていますが、痒みによるストレスで耐えきれずにステロイド剤を使ってしまうという結果になってしまいます。アトピーを自分で治す方法は、痒みなどの症状を抑えながら、体質改善等を行うことが必要となります。アトピーの対症療法は、ステロイドなどを使わない場合は、・肌を保湿剤などでうるおいを保つ、・菌の繁殖を抑える殺菌ができる、・肌の免疫力を高める、・肌のバリア機能を高めるための対策が必要です。そのためには、各種の精油やアロマテラピーなどを試すことが必要でしょう。またアトピーの原因としてのアレルギー反応を抑えるために、食事療法・ストレスの減少等を同時に行っていくことも必要でしょう。

アトピーの治療で、ちょっと変わったものに、「金の糸」の埋入する方法があります。九段ビューティクリニックが行っている手法で、本来は勤続アレルギーの改善や乾燥肌などの改善でした。アトピーの場合は、乾燥肌の症状を示しますし、それと痒みが併存するという状態になりますから、乾燥肌改善になればということで、アトピーの患者に試したところ改善が見られたということです。16歳以上という制限、埋乳という手術を行うという制限がありますが、金の糸の効果により肌が本来持つバリア機能の回復と保湿状態を回復することで、皮膚状態が非常に改善されるようです。アトピーのアレルギー反応の解消という効果ではないのですが、肌の状態の改善により肌の痒みからくるストレスや肌の感染症などが解決されると、アトピーのほとんどの悩みから解放されることになります。またアトピー患者への金の糸埋入で、薬など日々のケアをほとんど気にする必要も無いこともメリットです。定期的な薬の塗布や薬を飲むことも必要ないことも、大きなメリットでしょう。アトピーは、肌や気管支などでの炎症が主たる症状ですが、金の糸埋入というほとんど永久的な1回の施術で対症療法とはいえ、アトピーの症状が抑えられることは患者にとって朗報でしょう。

アトピー 洗剤

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アトピーの原因のひとつとして、洗剤の影響が言われています。洗剤は、自然の油から発達してきましたが、現在は石油から合成洗剤(合成界面活性剤)が多用されています。合成洗剤は、汚れを落とす機能が強く重宝されてきました。しかし、高い洗浄能力とともに含有成分のりんなどによる環境汚染の問題と、強い浸透性による衣服などへの残留が指摘されています。合成洗剤の高い洗浄能力と残留により、皮膚の角質層を落としてしまったり、角質層の資質であるセラミドまで洗浄して落としてしまい、皮膚の本来のバリア機能を落としてしまうという結果になります。また、合成洗剤の合成界面活性剤による皮膚の刺激により、アトピーの症状を悪化させるという作用もあります。角質層までも洗浄してしまう・刺激が強いなどの結果により、アトピーの刺激に弱い肌に炎症やかゆみを発症させてしまうという結果になります。洗剤でも自然の油を使用して作った洗剤は、刺激や洗浄能力はかなりマイルドですから、アトピーを引き起こすことは少ないようです。従って、アトピーの患者がいる場合、洗濯洗剤・石鹸の選択には十分な注意が必要です。アトピーには、ヤシ油などを使った自然素材の洗剤が適切でしょう。

アトピーの原因として、アレルギーがいわれていますが、漢方ではアレルギーもその他の疾病も、体の冷えを解消するために体の自然治癒力が起こす現象とされています。漢方では体の冷えと炎症が、陰と陽に区分されています。特に内臓など体内の冷えが諸症状の原因とされています。アトピーもそれらの体内の冷えであり、それを体の自然治癒力が、体の表面に熱を発生させるということで炎症を発生させているとしています。アトピーについても同様に内臓などの体内の冷えによるものとしています。体の冷えによって冷えてしまった血液や水分は、代謝が十分にできずに汚れているとされており、その血液が表面に出てくることによって、炎症などの症状が起きる、これがアトピーになるとしています。従って、対症療法のステロイドなどでは、体の表面の熱を取るだけで体の冷えを直すことはできず、さらにステロイドなどは体の内面を冷やす効果があるため、かえって悪化するということになります。アトピーの根治療としては体の冷えを直すこととしています。漢方薬・食事療法の適用で体の中での冷えを治すことが、アトピーの根治療であると漢方で結論つけています。体質改善で自然治癒力を持ってアトピーを治す考え方は理にかなっていますので、漢方による根治療も試してみるべきでしょう。

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